家相
方位家相と言って、方位と家相は一つのものであります。
併(あわせ)し実際に於(おい)ては新しく家を建設すると云うことは、容易ではないために、取り敢(あ)えず吉方位を使うと云う便法を用いて来たために、方位と家相とが分離し、方位は方位、家相は家相と云うことになった形でありますが、気学の真の目的は吉方を使い、吉相の家に住むと云うことにあります。又それでなければ真の成功を期する訳には行かないものであります。
「家相精義 園田真次郎著より」
気学(風水)、易学に基づいた家、敷地、地域を四神思想を基準にして、物や色の位置と形(張り、欠け)、龍脈、気門などを生かし、運気を高めるとされるものです。
四神思想
東 | 南 | 西 | 北 |
---|---|---|---|
青龍 | 朱雀 | 白虎 | 玄武 |
理想の地層
・ 東側 ― 川
・ 南側 ― 窪地
・ 西側 ― 大通り
・ 北側 ― 山 等々
理想の家
・ 三合(木局、火局、金局、水局)張りの家
・ 高い天井
・ 巽(辰巳)玄関
・ 東の水回り(台所、風呂など) 等々
家屋や敷地は、吉相に造りかえるのが基本ですが、なかなかできない場合には、可能な範囲の補相をすることで良くなることがあるといわれます。
金性(西)の所に、火性のもの(紫、赤色の強いもの、大きな鏡など)を置かないようにする。金性(お金)は、火に溶かされ(火尅金)経済難に陥りやすいといわれます。
火性(南)の所に、水性のもの(裁縫道具、ガソリン、味噌、水タンクなど)を置かないようにする。火性(情熱、智恵)は、水で消され(水尅火)活気や創作力が失われやすいといわれます。
しかし、最も注意することは、引っ越しで住居を移転するときと言われています。