経済 vol.1
この日本の国に
活力にみちた青春をもたらさねばならない
勤労者も 学生も
経営者も 家庭の主婦も
あらゆる職業の あらゆる人びとが
自分の殻をぬぎすてて
みずみずしい光のなかへ躍(おど)り出よう
日本人すべての 平和と幸福と繁栄の道を
躍動する心で 今こそ真剣に考えるのだ
道をひらく 松下幸之助著より
効率をよくし、成果を上げるためには
優先順位の低いことをいくら上手にやっても、
それは時間、才能、労力、資源のムダ。
カルロス・ゴーン
行うべき業務は数多く、忙しく働いている割には成果が上がらないということがあります。
この解消法のひとつに、限られた勤務時間の中で何を行うべきか?ということがあります。
・ 重要業務か、雑用業務か
・ 時間がかかるか、早く終わるか
・ 自分が得意か、不得意か など
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その瞬間に出来る仕事は、一つしかありません。「今やっている仕事は成果につながるか?」「もっと先にやるべきことがあるのではないか?」と、まず何をすべきかを考え、優先順位の高いものを終わらせていくことです。
優先順位の低いものに、いくら時間を費やしても成果は上がりません。最も重要なものから集中して処理していくことが大切です。
アイディアについて
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自分が出したアイディアを、少なくとも一回は人に笑われるようでなければ、独創的な発想をしているとは言えない。
ビル・ゲイツ
革新する企業は、アイディアに優れています。しかし、そのアイディアは、ヒットしたことによって優れたアイディアになったともいえます。
独創的なアイディアほど反対意見が多く、失敗するケースもありますが、大ヒットしたものには独創的なアイディアから生まれたものも数々あります。
成功を収めた経営者は、リスクがあっても独創的なアイディアを求めていたようです。
重役の7割が賛成するプランは時すでに遅く、7割が反対するプランでやっと先手が取れる。
松下幸之助(パナソニック)
調査会社が売れないというものほど大ヒットする。世の中にないものの調査など出来ないからだ。
盛田昭夫(ソニー)
そんなバカなことは出来ないと誰もが思うことは、競争相手がほとんどいない。
ラリー・ペイジ(グーグル)
アイディアの出し方には、消費者が望んでいるものやヒットしそうなものと考えがちですが、もう一つに、消費者が思いもしなかったもので、手にすると喜んでいただけるという自信の持てるものを考えてみるのもよいでしょう。
熱意をもって
人が仕事をする心がけとして、大事なことはいろいろあろうけれども、やっぱり一番大事なことは、誠意あふれる熱意ではあるまいか。
その人の誠実な熱意が目に見えない力となって、自然に周囲の人を引きつける。
松下幸之助
頭の良い人は必ず成功するとは言えません。色々なことを考えすぎるため意識が分散され、大事なことが中途半端で終わることがよくあります。また、自分の考えに没頭するあまり人の好意を逃してしまうこということもあります。
ところが、「バカの一つ覚え」と言われるくらい熱心な人は、知識や技術が最高でなくても、一心不乱の努力によって大きなことをやり遂げてしまうということがあります。また、熱心に打ち込む姿勢は人の心を引きつけ、最高の知識人や最高の技術者の協力を得て大成功することもあります。
そして物作りにしても、簡単にできるものでも軽い気持ちで作らない方がよいといえます。簡単にできる物でも精魂込めて作ること、軽作業でも心を込めて行うことが必要でしょう。
人は手作りに引かれやすいと言うことがあります。それは技術的な善し悪しということもありますが、もう一つに、人は無意識に“真心の込もった物に引かれてしまう”ところもあるからです。